BIG4が無力化された初のUSオープン2020! 個人的に楽しめた

BIG4が無力化された初のUSオープン2020

 

コロナ禍による多数の欠場───

 

  • ナダフェデ不在
  • 直前で錦織圭選手のコロナ陽性
  • 無観客試合
  • 優勝候補の失格

 

となった前段未聞、未曽有のGSとなった2020年全米オープン。

 

今回はその大雑把なレビュー、もといアーカイブのようなものになります。

 

 

一回戦

USオープン2020 一回戦

 

:ROUND 1

 

個人的に興味が湧かないところは取り上げていません。

 

※括弧内の数字はシード番号

 

  

[20] カレーニョ・ブスタ vs. 内山靖崇

3 - 2

 

最終的にSFへ行った第20シードのカレーニョ・ブスタに対し、フルセットの接戦。そしてフルセットにしては珍しく、一度もタイブレにもつれていなかったりする。

 

大会終了後の視点で見ると、今試合もし内山が勝っていれば、未来の優勝者は違っていただろう。

 

 

[16] イズナー vs.  スティーブ・ジョンソン

2 - 3

 

アメリカ人対決。フルセットの末、ジョンソンの勝利。

 

イズナーもそろそろ引退か、あるいは大先生のようにサーブ一本でやりくりしていくことになるのか。

 

 

サフワト vs. シモン

0 - 3

 

世界ランキング135位、テニスプレイヤーにしては珍しいエジプトの選手をシモンが圧倒。沼の概念が壊れる。

 

私の勝手なイメージでのシモンは、『相手を削るだけ削って負ける』イメージがあるので、彼がストレートで勝ち進むのは何だか似合わない。

 

シモンも老いたとは言え、元世界ランキング6位は伊達じゃないですね。

 

 

[26] クライノビッチ vs. ミカエル・イマー

3 - 0

 

セルビアのビッチファミリーの一角である、最近調子よさげなクライノが若手のイマー(弟)を粉砕。その調子でズベレフ(弟)も粉砕してくれよなー。

 

ところで、スウェーデン人のYmer=北欧神話のYmirから来てるのかなーなんて疑問を抱き申した。

 

 

ロイド・ハリス vs. チェキナート

3 - 0

 

私が『偽チチパス』と勝手に呼んでいるハリス(バンダナ付けると後ろ姿がチチパスだから)がマルコを粉砕。マルコにはジョコを潰したときの雄姿をもう一度見せてほしい。数少ない片手BH勢だから好き。

 

 

オペルカ vs. ゴファン [7]

1 - 3

 

足遅いビックサーバー vs 俊足へなちょこサーバーという、対照的な両者の対決。

 

結果はオペルカがご飯を喉に詰まらせ撃沈。

 

 

[18] ラヨビッチ vs. ゲラシモフ

1 - 3

 

私の好きなビッチファミリーのラヨちゃんが...。

 

ラヨちゃんの顔はすごく優しそうに見える。

 

 

[13] ガリン vs. ブランチ

2 - 3

 

極端なクレーコーターのチリアンであるガリン。ハードや如何にと思っていたら、超絶格下相手に2セットダウンの状況。しかし、シードのプライドがそれを許さず、怒涛の捲りで逆転勝利。

 

ガリンはクレーだとトップ10とも渡り合える(ベレやズレも倒してる)のに、その他のサーフェスでは極端に弱体化してしまう。大先輩ゴンザレスをコーチに呼べ!

 

 

[9] シュワルツマン vs. ノリー

2 - 3

 

個人的に一番ショックだった試合。西岡対マレーよりショックだった。

 

シュワちゃんなんで2セットアップから負けてしまうん...。ディエゴ...お前と戦いたかった...。

 

 

ダビドビッチ・フォキナ vs. デニス・ノバク

3 - 2

 

2017年ウィンブルドンジュニア覇者であり、ダビド族とビッチ族の血統である新進気鋭の若手フォキナが、接戦の末に偽ジョコビッチを撃破。ノバクだもん。

 

フォキナ君、リオオープンでセイボスに対してアンダーサーブ使ってた(セイボスが地元選手だから大ブーイング浴びてた)けど、GSでもアンダー使ってた。もしかするとキリオス的なアウトロー気質なのかもしれない。そのうちラゲ虐とNGワードもやってくれるかな。コキナキスがお前の彼女と寝てたぜチェケラ!

 

 

ソック vs. クエバス

3 - 2

 

フルセットの末、ソックの辛勝。ウルグアイの怪人は初戦で散った。片手BH勢の初戦敗退が痛い。

 

クエバスって真面目そうに見えてトリックショット打ったり相手を煽ったりと、意外とひょうきんだったりするところが好き。

 

 

ロレンツィ vs. ブランドン・ナカシマ

0 - 3

 

チャレンジャーのときから私が密かに応援していた金の卵、ブランドン・ナカシマが遂にグランドスラム上陸! ちなみにワイルドカード。

 

試合結果は100位以上格上のロレンツィをストレートで下す圧勝劇。やっぱナカシマ上手いんだよなぁ。プレーは若干メドベ感ある。ナカシマ最強ナカシマ最強!

 

みんなも日系アメリカ人のナカシマを応援しよう。

 

 

アンダーソン vs. ズベレフ(弟) [5]

1 - 3

 

2017年同大会準優勝の下村とMS番長サーシャが初戦で激突。

 

そして下村は初戦で儚く散っていった。

 

 

[6] ベレッティーニ vs. 添田豪

3 - 0

 

テニス界上位のわりに影が薄く、(存在感的な意味で)次期ベルディヒなどと揶揄されている若手のベレッティーニが日本の添田を圧倒。

 

ベレは筋骨隆々な見た目のわりに問題起こさないからニュースになりににく、そのせいで認知されにくいのかなぁなんて思っている。もっと暴言吐いたりラケット破壊した方が認知度上がるのかも。同国のニーニ先輩を見習おう!

 

 

杉田祐一 vs. アンベール

0 - 3

 

...。完敗。

 

 

マクドナルド vs. ルード [30]

2 - 3

 

『まさかルード君ストレート負け?』かと思いきや、2セットダウンからの捲り。見事ハンバーガーショップを閉店に追い込みました。これぞハッピーセット。

 

 

ダニエル太郎 vs. バレール

1 - 3

 

今回のUSO、日本勢が総崩れでヤバい。ティプサレビッチの亡霊が見える見える。

 

 

[14] ディミトロフ vs. ポール

3 - 0

 

豆腐の完勝。コロナ復帰後とは思えない圧倒ぶり。コロナで豆腐が杏仁豆腐に!?

 

 

ティアフォー vs. セッピ

3 - 1

 

『過大評価』だの『ドナルドヤング二世』だの一部から酷評されているティアフォーが、イタリアのベテランセッピを撃破。

 

フォアのテイクバック変わってるよね彼。カチャノフのカテゴリだ。

 

 

ミルマン vs. バシラシビリ

3 - 0

 

柱さん弱くないですか...。逮捕されてる間に弱体化したのだろうか。

 

 

[29] グイド・ペラ vs. JJウルフ

1 - 3

 

ウルフって誰やねんと思ってたらペラがシードダウンした件。このルーキー、デキる...!!

 

 

ロペス vs. バエナ

1 - 3

 

GS出場記録芸人ロペスと同郷バエナのスペイン人対決。

 

ロペスはいつ勝ってるのかと疑問に思うほど早期敗退しているイメージがある。さすがにそろそろ引退だろうなぁ。

 

 

オッコーネル vs. ラスロ・ジェレ

3 - 1

 

セルビアなのにビッチじゃないから初戦負けするんだよジェレ。

 

そして数少ない片手BH勢のオッコーネルが二回戦へ。

 

 

デルボニス vs. メドベデフ [3]

0 - 3

 

昨年準優勝のメドベが赤子を捻るかの如く撃滅。

 

オデコの広さとともにプレーも年々洗礼されいくメドベ。ロシア3バカトリオの中で彼が頭一つ抜けるとは、いったい誰が予想しただろうか。数年前は一番期待されてなかったのに。

 

 

[8] アグー(ト) vs. サングレン

3 - 0

 

マレーに『彼は過小評価だ』と言わせるほどの男アグーと、全豪芸人サングレンの対決はワンサイドゲームで幕を閉じたが、全豪だったらサングレン勝ってた説ありけり。

 

個人的にアグーはベルディヒより影の薄い実力者というイメージがある。プレーもめちゃ地味だけど堅実で強いし。

 

 

マジェル vs. ケツマノビッチ

2 - 3

 

セルビアのビッチファミリーであるケツマノビッチが接戦の末に勝利。(USO敗退後の話だが)ケツマノは錦織を倒してキッツビューエル(ATP250)を優勝した期待の若手だ。

 

ケツマノの名前は、心が汚れている人なら少し気になってしまうこと間違いなしで、SNSに流れたメディアの記事でも『この人の名前ww』みたいな反応がチラホラ見られたりする。ケツマノ君に罪は無いのだが...。

 

 

ポスピシル vs. コールシュライバー

3 - 0

 

ポスピシルの勝利。スコアはストレートだけど結構GGしてる。

 

コールシュライバーもじき引退だろうか。もう36(来月37)だし。

 

...フェデラーと大先生とウィリアムズと伊達公子を引き合いに出すのはNG.

 

 

マイヤー vs. ラオニッチ [25]

0 - 3

 

コロナ自粛で激太りしてなぜか動きが良くなったラオニッチ。

 

謎の柄入り幅広バンダナの力でマイヤーをぼろ雑巾に。あれスポーツ用のバンダナなのか疑問に思う。

 

 

カルロビッチ vs. ガスケ

0 - 3

 

大先生と助さんのベテラン対決。どっちにも勝ってほしかった。

 

この二人が引退する日もそう遠くないだろう。大先生に至ってはもう41歳だ。フェデラーと高齢ダブルス組んでほしい。

 

 

クズネツォフ vs. クエリー

3 - 0

 

『クズネお前超久々に見たな』と思って確認してみたら、なんと500位切ってた。トミックより落ちてるじゃん。

 

そもそもなんでその順位で本戦出てるんだって話だし、しかもクエリーをストレートで下してるし、もう色々とわけがわからない。

 

 

ヤニック・シナー vs. カチャノフ [11]

2 - 3

 

今大会の密かな見どころさん。神童シナーとロシア3バカの一角カチャノフのビッグ(?)マッチ。

 

結果はフルセットの末カチャノフの勝利。2セットダウンから捲った。

 

アルカラスとシナーとアリアシムの3人では、今後誰が一番伸びるだろうか。

 

 

メカアンデー vs. 西岡良仁

3 - 2

 

サイボーグと化した "期待の新人・アンデー" と日本の二番手西岡の対決。なんだこの新人すげー応援されてるぞ...。

 

結果は西岡が2セットアップから負け。これで日本勢は全員初戦敗退となった。

 

マレーはあれだけ長期離脱しておきながら世界ランク49位の西岡に勝つあたり、やはりビッグ4の一角は伊達じゃないなと思った。さすが人類最強と名高い男。他3人はテニス星人だから人間ではない。

 

 

[31] チリッチ vs. クドラ

3 - 2

 

年齢とともに戦績に曇りが見え始めているチリッチはこの日、2セットダウンの状況から捲りに成功。

 

もう一回あのスーパーチリッチを見せてくれ...!!

 

 

二回戦

USオープン2020 二回戦

 

:ROUND 2

 

シモン vs. フリッツ [19]

0 - 3

 

沼おじ、泥仕合に引き込めず完敗。

 

シモンがなぜ "沼" なる異名を持つかは、調べればすぐわかります。

 

 

ククシュキン vs. ガリン [13]

3 - 2

 

ガリンは2セットダウンから捲れそうだったものの、最終セットをモノにできず敗北。

 

ガリンはサーブの強化とプレイの引き出しを増やした方が良さそうに見える。

 

 

[32] マナリノ vs. ソック

3 - 0

 

ソックがいつの間にか世界ランキング300位台にまで落ちている件。2年前は8位だったでしょアナタ。

 

 

ブランドン・ナカシマ vs. ズベレフ [5]

1 - 3

 

期待の一戦。1セットは奪えたものの、要所要所で打ち負けたナカシマの敗北。

 

ズベレフと当たったおかげでナカシマの知名度も上がるだろう...多分。

 

 

[6] ベレッティーニ vs. アンベール

3 - 0

 

力でねじ伏せられたアンベール。やっぱりベレ夫のフォア強打&ドロップによる前後の撹乱は最高!

 

 

ルースブオリ vs. ルード [30]

0 - 3

 

珍しい北欧対決が実現。結果はルードの圧勝。

 

ルースブオリは手負いだったっぽい。わからないが。

 

 

[14] ディミトロフ vs. フチョビッチ

2 - 3

 

無表情のターミネータ・フチョビッチと豆腐の一戦。

 

ディミは後半捲られているし、コロナでスタミナ落ちたか?

 

 

ポスピシル vs. ラオニッチ [25]

3 - 1

 

カナディアン対決。

ラオが悪かったと言うより、ポスピシルの動きが良かった感。

 

 

[21] デミノー vs. ガスケ

3 - 1

 

メチャクチャ似合わないちょび髭を生やし始めたデミノーが助さんに勝利。

 

デミノーは童顔なのを気にして威厳を示そうと思ったのだろうか。さすがにあのヒゲは誰か止めるべきだったと思うが。トンプソン二世志望説ある。

 

 

クズネツォフ vs. カチャノフ [11]

0 - 3

 

ロシア人対決。クズネがけちょんけちょんにされて負け。

 

 

[15] オジェ・アリアシム vs. マレー

3 - 0

 

アリアシム対メカアンデーは前者が強すぎてワンサイドゲームだった。

 

あのオジェ君強すぎる。

 

 

スミット・ナガル vs. ティーム [2]

0 - 3

 

今大会決勝進出候補および次期ナンバーワンと名高いティームと、インド発の偽ナダルの一戦。結果は言わずもがな。

 

去年の一回戦でフェデラーとナガルが当たったときに、まとめサイトなどが『一回戦でフェデラー VS ナ〇ル!』などとミスリードを煽っていて草が生えた記憶がある。

 

デニス・ノバク対ナガルでも、『ノバク VS ナ〇ル』と言ってミスリードを誘えそう。

 

 

三回戦

USオープン2020 三回戦

 

:ROUND 3

 

[1] ジョコビッチ vs. ストルフ

3 - 0

 

シンシナティの再演。2週連続でジョコにボコられるストルフ不憫ですね。

 

もっとも、コロナ罹患以来『Djocovid』と世界中から煽られているジョコも不憫(?)なんですが。

 

 

[12] シャポバロフ vs. フリッツ [19]

3 - 2

 

北米若手上位勢の両者が激突。シャポが勝ってくれて良かったです。

 

シャポの母ちゃん、日本のヤンキーみたいな服装してたな。

 

 

[4] チチパス vs. チョリッチ [27]

2 - 3

 

あれ、チチパスさん!?

メドベ師匠にGSの勝ち方を教わろう!

 

 

[32] マナリノ vs. ズベレフ [5]

1 - 3

 

マナリノのフォアのフォーム見てるとモヤモヤする。あとセッピも。

 

 

[6] ベレッティーニ vs. ルード [30]

3 - 0

 

ルーキーをボコボコにするえげつないベレ夫さん。格下には安定して勝つね。

 

 

カルーソー vs. ルブレフ [10]

0 - 3

 

ラッキードローで3回戦まで駒を進めた世界ランク100位のカルーソーだったが、ついにシードに当たりあえなく撃沈。ベーグル2枚を焼く大敗北。

 

 

ティアフォー vs. フチョビッチ

3 - 0

 

地元パワーでブーストされたティアフォーが、ディミを倒したフチョビッチを難なく粉砕。

 

試合中、フチョビッチがネットの外側から納めるスーパーショットを打った際、ティアフォーが驚愕の表情を浮かべているのが見どころだった。

 

USオープン2020 ティアフォー

 

 

[15] オジェ・アリアシム vs. ムーテ

3 - 0

 

絶好調のアリアシムの前では、ムーテに為すすべなどなかった。

 

3回戦にして6-1, 6-0, 6-4のワンサイドゲーム。

 

 

[31] チリッチ vs. ティーム [2]

1 - 3

 

今のチリッチにティームは無理だった。1セット取っただけでも偉い。

 

 

4回戦

USオープン2020 四回戦

 

:ROUND 4

 

[1] ジョコビッチ vs. カレーニョ・ブスタ [20]

 

この試合が今大会の結末を変えた。

 

1セット目、5-5で迎えたジョコビッチのサービスゲーム。ジョコビッチはこのゲームをブレークされ、怒り余ってか線審の方向へ向けてノールックでボールを飛ばしてしまい、このボールが運悪く線審の喉へヒット。そして失格。

 

ジョコビッチはこの試合中、他にも危険行為を行っており、ドロップを取り損ねた際にコートサイドへ向けて勢い良くボールを飛ばしているし、そもそも普段から選手としての行儀が悪く(ラケット破壊や審判への抗議)、そうした諸々の事情が相まってか、彼は実力のわりにファンが少なく、またアンチも多かったりする。

 

いずれにしても、ジョコビッチが失格になっていない世界線において、極めて高い確率で彼が優勝していたことを考えると、この失格によって優勝者が変化したと考えるのが自然だ。

 

そしてブスタ。ブレークしてジョコビッチを怒らせた彼が未来を変えた。彼があの瞬間ブレークをしていなければ、きっとジョコは失格になっていなかったろうし、最終的にブスタは倒されていただろう。

 

幸か不幸かは置いておいても、様々な偶然が折り重なって生まれた奇跡的な瞬間だったと言える。

 

 

[12] シャポバロフ vs. ゴファン [7]

3 - 1

 

ユーズニーのシバキで磨きがかかったシャポバロフがご飯を征伐。

 

 

[27] チョリッチ vs. トンプソン

3 - 0

 

ラッキドローで運良く生き残っていたトンプソンだったが、カルーソー同様ついにシードに当たり撃沈。

 

たしか試合中にブチ切れていた覚えがある。ダメだよルイージ。

 

 

ダビドビッチ・フォキナ vs. ズベレフ [5]

0 - 3

 

ルーキー対番長の試合は、6-2, 6-2, 6-1でフォキナが壁のシミと化した。その様子はさながら、調子に乗った高1新入生をボコボコにする高3の先輩だった。

 

 

[6] ベレッティーニ vs. ルブレフ [11]

1 - 3

 

技の引き出し的にベレ夫が勝つとにらんでいた私だったが、予想に反してルブレフの勝利。ロシアントリオ強し。

 

 

ティアフォー vs. メドベデフ [3]

0 - 3

 

6-4, 6-1, 6-0でメドベの圧勝。そもそもメドベはここまで1セットも取られていない。強すぎる。

 

ティアフォーは3セット目の時点でもう諦めていましたね。ところどころ投げやりだった。

 

 

[15] オジェ・アリアシム vs. ティーム [2]

0 - 3

 

ジョコが消えたことで筆頭優勝候補となったティームと、絶好調暴走機関車と化したアリアシムの一戦。

 

フルセットが妥当かと思いきや、なんとティームがアリアシムをボコボコにする予想外の展開。

 

これまで相手をボコボコにし続けてきたアリアシムをボコボコにするあたり、ティームはどんだけ強いんですかね。

 

 

準々決勝

USオープン2020 準々決勝

 

:Quarterfinals

 

[20] カレーニョ・ブスタ vs. シャポバロフ [12]

3 - 2

 

若干シーソーゲームっぽかった。ブスタといいアグーといいフェレールといい、スペイン勢は地味だけど強い。

 

 

[27] チョリッチ vs. ズベレフ [5]

1 - 3

 

『QFの試合とは思えない』と、悪い意味で驚かれていた一戦。

 

チョリッチが乳に負けていたら、ここで因縁の乳対ズベが見れていたはずなのに。

 

 

[10] ルブレフ vs. メドベデフ [3]

0 - 3

 

ロシアンベースライナー対決。

 

結果だけ見ればストレートだが、試合内容はタイブレ2回と結構競っている。要所要所をメドベが奪取して勝利した形だ。

 

ちなみにこの二人はよくわからない間柄らしく、メドベがルブに対し『お前の見た目はシナーみたいだな』とからかったところ、ルブが『じゃあお前はダビデンコ(ハゲ)だ』と返したというエピソードがある。同国の偉大なダビデンコ先輩を何だと思っているのか。サフィンは持ち上げつつダビデンコを侮辱するのは許さない。

 

 

[21] デミノー vs. ティーム [2]

0 - 3

 

暴走機関車のアリアシムをボコしたティームをデミノーが止められるはずもなく、結果は3-0でティームの完勝。だが幸いベーグルはなし。良かった。

 

 

準決勝

USオープン2020 準決勝

 

:Semifinals

 

[20] カレーニョ・ブスタ vs. ズベレフ [5]

2 - 3

 

ぶっちゃけあまり準決勝らしくない組み合わせ。

 

先にカレーが2セットアップし、『えーまじ? 決勝にカレーかよww』と思っていたところ、これまで弱メンタルとして名を馳せていたはずのズベレフが捲って勝利。いつもの彼なら癇癪を起こしてそのまま負けていただろうに、何かしらメンタルが強化されたと見える。

 

たしかこのあたりだったか。殿堂入りしている女子テニスのレジェンド選手・ナブラチロワ氏が『ズベレフはただボールを返してるだけ。あれでメジャータイトルを取れるわけがない。下位選手には打ち返してるだけで勝ててもトップ選手相手には全く通用しない』と酷評コメントを公の場で口にし、物議を醸したりズベレフを怒らせるなどしていた。

 

まぁ確かに、ズベレフのテニスは何かとからかわれている部分が多く、順位のわりにダフォは多いし決定的な武器もない。メンタルも弱い。フィジカルとミスと怪我の少なさとドロー運で勝ちを拾っているのが現状といった印象だ。もちろんあくまで私の主観と感想に過ぎない。

 

メンタルに関しては克服しつつあるように見受けられるし、あとはウィナーを取れるようになれれば最強だが。

 

 

[3] メドベデフ vs. ティーム [2]

0 - 3

 

『実質的にこれが決勝だろ』と事前評価されていたこの試合、私はフルセットの接戦を予想していたものの、なんとティームがストレートWIN。つよつよのデコをストレートで倒すティームヤバすぎ。

 

メドベと言ったら、去年はナダルですらフルセットだったのに。

 

本試合はティームの時期ナンバーワンを感じさせる一戦だった。めちゃくちゃ強くなってる。さすがは努力の鬼。でももう27歳なのはネックだ。

 

 

決勝

USオープン2020 決勝戦

 

:Final

 

[5] ズベレフ vs. ティーム [2]

2 - 3

 

お友達対決。どっちもコロナ禍のムーブでキリオスに批判されてた記憶。

 

『メドベがストレート負けなんだから、ズベレフじゃストレート負けだろうな』と思っていた私だったし、世間的にも『普通にズベレフの負けでしょ』といったような空気感だった。だった...。

 

ところがびっくり仰天😲

いざ蓋を開けてみると、なんとズベレフが2セットアップしているではないか😲

 

これにはたまらず驚天動地。太平洋プレートがかなり沈み込んだ。

 

しかし、最終的にティームがギアを上げて逆転勝利。いや本当に、もしズベレフが勝ったらどんな顔していいかわからなかった。

 

ということで、ティームの初GSタイトルおめでとうなんだ。空き巣GSだけど勝ったことには変わりない。

 

なお海外ジャーナリストはこの決勝を批判しているらしく、『史上最悪の決勝戦』や『例年より明らかに低レベル』などとコメントして物議を醸しているらしいが、人外レベルのビッグ4を引き合いに出すのも些か酷な話ではないだろうか。あの4人は良い意味でおかしいのだから。

 

 

振り返り

今回はBIG4が実質的に全員無力化されるという、

 

  • フェデラー → 欠場
  • ナダル → 欠場
  • アンデー → サイボーグ化&ブランク
  • ジョコビッチ → 途中失格

 

有史始まって以来ここ10年の中で最も奇妙なゴールデンスラムだった。なにせトロフィーを常に独占してきた彼らが、今回に限っては実質的に誰もいなかったのだから。

 

大会が始まる前は『これジョコが落ちれば間違いなく新チャンプ誕生だけど、どうせジョコが勝つだろうな』と諦観していたものの、ジョコの失格によって良くも悪くも自分の中で盛り上がってしまったし、かなりエキサイティングさせてもらえた。ありがとうブスタ。ラケバ投げ芸人としての認識を改めなければならない。

 

カレーニョ・ブスタ ラケットバッグ投げ

 

 

ただ、『エキサイティングできた』とは言っても、個人的には出場していない選手も色々見たかった部分もある。特に錦織の復帰戦には期待していたのに残念だ。

 

そんな感じで今回は(主にコロナのせいで)かなり特殊な異例のGSだったと思うし、異例な分だけ印象深くなるだろう。だから今回、こうして記事にした。いつもならこんなことはしない。

 

 

今後コロナ禍が落ち着いてからはツアーも徐々に元通りになっていくし、きっとどうせまたナダルやジョコビッチが優勝する...と思う。

 

とは言え、彼らの引退もそう遠くはないから、男子テニス界に変容の時が訪れる日はそう遠くなさそうだ。今回はその演習のようなものだったと言える。