noteは落ち目のブログ業界にトドメを刺す

noteは落ち目のブログ業界にトドメを刺す

 

ブログとnoteを両方やっている私個人の意見として、このまま行けば既存のブログ業界はnoteにユーザーを取られて衰退すると思います。というか絶対にそうなります。

 

ブログ業界が(note抜きで)元より衰退していたのは10年代以降周知の事実で、何年も前からさんざんオワコン呼ばわりされていましたが、件のnoteがこの流れにトドメとしてのピリオドをもたらす予感しかありません。

 

今回はそれについて少々。

 

 

シェアを急速に拡大しているnote

目下、noteは利用ユーザーならびに訪問ユーザーを急増させることに成功しています。

 

noteは2020年5月の月間アクティブユーザー(MAU※)が6,300万を超えました。新型コロナによる外出自粛要請が本格化した4月と5月に急増しています。会員登録数は260万人となり、1日に平均2.6万件が投稿される巨大なプラットフォームに成長しています。

 

note アクティブユーザー

 

引用:noteの月間アクティブユーザーが6,300万突破。法人利用も半年で倍増の1,600件に。|note株式会社

 

この6,300万という数値にピンと来ない方に向けて例を挙げると、昨年12月時点のTwitterが4,500万、Instagramが3,300万ということで、今や巨大SNSを凌駕するほどのバリューを誇っており、もはや『noteを知らない使ってないなんて時代遅れも甚だしい』と言っても過言ではないレベルです。まさにビッグウェーブ...!!

 

もう渋谷の女子高生なんてみんなnoteやってますよ。いや知らんけど。

 

冗談はさておいても、noteの人気が爆発的に上昇しているのは事実です。流行りに敏感だと自負する人は、ただちに、今日にでも利用開始しておいた方が良いと思います。

 

 

ブログ << note の妥当性

noteを利用している私自身から見ても、noteの人気が出るのは至って当然の結果だろうなと思います。逆になぜ今まで伸びなかったのかと言いたいくらい。

 

noteはまず何よりシンプルです。シンプルなので設定やカスタムに幅がなく、文字の装飾にも限りがあります。しかし、まさにそれこそが長所であり、運営が意図的にそうしている節があります。

 

設定の選択肢に悩まなくて済むからこそ、情報化社会と言う多忙の中で生き、自由からの逃走を望む現代人は選択しなくて済むシンプル至上主義のミニマリズムnoteに惹かれます。noteには煩わしさと言う名のストレス要素が無いんです。

 

一方ブログはどうでしょう。ブログでは

 

  • 使用ブログサービス云々
  • ドメインサービス云々
  • デザインテンプレート云々
  • サイドバー設定云々
  • SEO対策云々
  • HTML,CSS云々
  • セキュリティ云々
  • 広告云々
  • その他ツール導入

 

などなど、考慮するべきものの選択肢と組み合わせが無限にありますし、これらを本格的にやっていくとなれば多くの専門知識、あるいはいちいち調べないとわからない横文字を要求されてしまうため、ハッキリ言ってITリテラシーの低い人が運用するのは少々難しいです。それに何より面倒くさい。

 

その『面倒くさい』を最大減省いてくれるのがnoteであり、ネットやITに疎いヨクワカンナーイな人でも、SNSと同じような軽いステップで難なく始められます。それはもう小学生でも楽ちんなレベルで。

 

マネタイズもシンプルな形で実現

マネタイズもシンプルな形で実現

 

承認や自己顕示のためではなく、もっぱら銭稼ぎの手段として用いられるようになったブログへのダメ押しとなるのがnoteのマネタイズ性で、noteは自分のコンテンツを有料で販売し、収益を得ることができます。しかも、マネタイズ化がブログと比較しても非常に容易だったりします。(簡単に稼げるとは言ってない)

 

このマネタイズ部分が既存の広告ビジネスとは一線を画していて、大抵のブログやYouTubeもそうですが、あれらは自分のコンテンツに他所の広告を掲載することで報酬を獲得しているため、自分のコンテンツそれ自体に金銭的価値が与えられているわけではありませんが、noteはコンテンツそのものにそれを付与させることできます。

 

なので、有益な情報を発信できる人ほど、ブログよりもnoteで稼ぎやすいと思いますし、別に得意分野がない人でも、アイドル的なキャラ人気商法で有料の限定コンテンツ───例えば、掘り下げた自分語りを発信する...などといったメソッドで稼ぐことも可能かと思いますし、ついでに言えば投げ銭機能もあるので、特定のYouTuberライブのように恋愛商法よろしくホイホイ貢いでもらうのも夢ではありません。

 

自分のコンテンツを売るのがnote、自分のコンテンツで人を集めて広告を押させるのがブログ、差別化のほどはだいたいそんな感じです。2つは一見似ているようで、実はまったく異なりますね。

 

しかも、noteは無料仕様であっても、他サービスの無料プランのように強制的に広告が挿入されて景観を損ねるようなこともなく、ゆえにnoteはそのミニマリズムデザインも相まって見た目の汚さがまるでありません。

 

SEOにも強い

noteははてなブログの備え付け無料ドメイン同様、ドメインパワーが最初から結構高いため、わりと簡単に上位表示させることができ、検索エンジン経由のPV獲得が比較的容易です。また、インデックスも早いというメリットもあります。このように、noteはプラットフォームの力でアクセス数にブーストをかけられるという強みがあります。

 

変な言い方をすれば、noteは多少中身のないことを書いても検索から人が来て読んでもらえます。検索エンジンがnoteを信用し、そして優遇しているからですね。

 

一方、独自ドメインでブログを始めて同じ内容のテキストを書いたとしても、ドメインパワーが無いのでまったく人がやってきません。ドメインの信用が無いからです。

 

noteのSNS性

ブログはそれぞれが別の場所に家を建てるようなものである一方、noteはYouTube同様に同一プラットフォーム上で活動する形になり、それぞれがお互いを認知および交流しやすくなっていて、例えばフォロー機能やプラットフォーム内検索機能、関連記事機能、SNSで言うところのいいね機能にあたるスキ機能などもあります。

 

このように、プラットフォームにSNS性や他ユーザーの新規発掘性を持たせ、相互の承認形式を作りつつソーシャルな執筆活動を可能としたnoteは、まさにライティングサービス界の覇権的存在と言えます。片やブログにはこれほどのSNS性がありません。なので、承認も金も得られない人は不満を感じてすぐにブログをやめてしまいます。

 

上記は息の長いブロガーなら誰でも知っていることで、大抵の新人ブロガーは承認なり収益なり何らかの結果が出る前にメンタルが折れるか飽きてしまい、3ヶ月と持たずに失踪します。今まで何度もそれを目撃してきました。みんなインフルエンサーの真似をしてはすぐ消えて行く。

 

さて話を戻して、noteにはTwitter的な簡易的短文投稿(つぶやき)もあったりで、こうした社交のためとしてのSNS性とブログ的な長文ライティングの奇妙なマッチが、結果としてサービスの人気へと繋がったのでしょう。noteはブログにSNS形式の承認ブーストが付いた形なので、ユーザーも離れにくくなっている面があるようです。

 

SNSでもあり、ブログでもあり、そしてビジネスまでもを可能としたのがnoteです。まさに良いとこどりしてますね。運営者さんたちのビジネス観おそるべし。

 

 

ブログは逆立ちしてもnoteに勝てません

ブログは逆立ちしてもnoteに勝てません

 

これまで話してきた諸々を根拠として、私は『noteはブログ業界に終止符を打つ』と主張するわけです。どう見たって、既存のブログでnoteに勝てる要素がほとんど無いじゃないですか。そりゃユーザーを取られるのも詮無いことです。

 

これからネットで長文テキストを綴ったり、それで稼いでみたいという人は、ブログではなくnoteでやっていった方が安牌でしょうね。ブログが衰退市場である一方、noteは絶賛成長真っ最中の "長いもの(オーソリティ)" ですので、長いものには進んで巻かれるべきです。みなさん、是非ともうん〇のようなトグロを巻いてください。ビッグウェーブであるnoteをやりなさい...!!

 

さて、ここまで見て『じゃあなんでお前はブログやってんだ?』と疑問に思った方がいらっしゃるでしょうから弁解します。私が未だにブログを続けている大きな理由の一つとして、他人と被るのが好きではないというポリシーがあるからです。(ちなみにnoteもそこそこちゃんとやってますよ)

 

note PV

 

 

先ほどもお話しした通り、noteはシンプルさが最大の売りではありますが、裏を返せばアレコレ視覚的に、造形的に個性を主張したい人には物足りない部分もあります。もっとも、そこは向き不向きの問題ですし、実際問題としてシンプルな方が世間の需要は圧倒的に高いでしょう。私みたいなのはあくまでマイノリティの変人であり、無視すべきイレギュラーです。

 

いずれにしても、既存のブログ業界が何も手を打たぬままでは、泥船としてこのまま海底へと沈んでいくことになります。noteをYouTubeに例えるなら、ブログ業界は落ち目のニコニコ動画であり、その人気推移は反比例します。

 

常識では考えられない出来事───アンビリバボー。noteがテキスト界のYouTubeになるのは...明日かもしれません。