家猫は眠る -4流ブログの掟-

家猫は眠る -4流ブログの掟-

 

構想を練らずに思い付きとノリだけで書き始めるのが原因で、6割程度の記事をボツにしている因幡わよ。ヤバイわよ。なんでって、主に今回の内容が原因で、ね。

 

コンテンツが開かれたネットに存在する以上、ブログは好き勝手に書いて許されるわけではなく、(リスクを回避する限りは)一定の制限を受ける。これに関しては、当事者でなければわからないことも多くて、たとえ一見して何の苦労もなさそうな "おめでたい人" にも、それぞれ固有の問題や悩みがあるものだ。富豪には富豪なりの苦労、王族には王族なりの苦労、エリートにはエリートなりの苦労がある。そしてブログにもブログ固有の苦労がある。苦労も心労も無いのはボンボンの楽天家くらい。

 

この世の中、ブログ書きのみならず、コンテンツを提供する、あるいは情報を発信する者の大多数は、ある種の地雷を踏まないようチェックリストを埋めつつ営んでいかなければならない。まるでポリコレチェックリストのような。

 

今回の話は、"ブログの掟" と言うよりは、インターネット全般の作法に通底する節が認められる。それにSEO関連が多少混合されただけの話だ。

 

 

文字数と水増し

検索エンジンでの検索結果上位に表示される記事は、大抵は文字数が多く、情報の質のみならず情報量の面でも優れている。文字数の多い記事は情報量が多い、ということは逆説的に、情報量の多い記事は文字数が多い。本邦の言語では、たかだか1,000文字で多くを解説することはできない。

 

つまり最低限の文字数を満たしていない記事は必然的に情報量に乏しく、したがって検索エンジンは評価しない。なぜなら検索エンジンはユーザーの欲しい情報をより正確に、かつふんだんに盛り込んでいるページを評価するからだ。そして検索エンジンは、優秀な記事を多く輩出するサイトの検索順位を優遇する一方、内容および有益性皆無なゴミページを複数抱えるサイトは、たとえ他に良い記事が出していても冷遇してしまう。

 

情報量に乏しいページの存在はそのサイト全体の評価を低下させ、検索順位において冷遇を受ける。検索エンジンは検索汚染を予防する意味合いから、インターネットにゴミを垂れ流すゴミ屋敷の検索順位を優遇するわけにはいかない。検索エンジンが好むのは汚点のないクリーンで有益なサイトだ。

 

そのため、検索エンジンで上位表示したければ───と言うより、サイト自体のドメインパワーを落としたくなければ、情報量の少ない記事を出すわけにはいかず、こと私の場合、内容の足りない話題においては、嫌われがちなアフィカス同様に無理やり内容を水増しさせることも稀によくある。今のところ文字数はSEO面で正義だから...。

 

こうした文字数盛りは少なくとも真っ当ではないし、アフィカスをはじめとする銭ゲバがこれらを用いて検索汚染を起こしていることも知っている。他所で拾った他人のコンテンツを継ぎはぎした長文ノウハウ記事やしょーもないキュレーションを書いて、それを上位表示させてみんなを怒らせてる。"いかがでしたかブログ" がその代表格だ。

 

あとさんざん引き延ばした挙句、最後に『調べたけどわかりませんでした』とか言ってるブログ、あれマジでムカつく。検索エンジンに媚びれさえすれば、ああいうゴミでも上位表示できてしまう。いやこのブログもゴミだが。

 

まぁそれはそれとして、そもそも私の書く内容はユーザーが検索しないワードが多いため、どのみち検索順位を上げたところで意味はない。私は単に "検索順位の冷遇回避を目的に文字数を盛ることがある" というだけの話だ。私は別にPVや検索順位を盛りたくて文字数を水増しさせてるわけじゃないし、検索汚染もしていない。

 

 

冒頭でも述べたように、基本的に私は思い付きで記事を書いていて、ふと頭に浮かんだことを文字に起こしたところ、内容的に薄くて思いのほか文字数が伸びなかったりする。そういうときに私は、無理やり話題を変えたり余談を垂れたりなどして文字数を稼いでいるが、まれに話の広げようがない話題にぶち当たった際はnoteやSNSで消化している。さすがに1,000文字の記事をブログで出したくはない。そんなことしたら他の記事の検索順位まで下がる。

 

そういうこともあり、基本的にブログではつぶやき感覚の記事を上げることは難しく、ある程度の情報量というか文字数を積み重ねられない話題はボツになる。

 

※noindexにしたり、botにクロールされる前に消せば問題ない

 

 

著作権

著作権の規範意識も10年前から大きく変容し、それ絡みでのトラブルを数多く目にするようになった。それまでは大抵の人が気にしなかった著作権だが、今やほとんどの人がまるで信号を守るかのように自然に準じている。

 

そのため、軽々しく著作権を犯しにくくなった。まぁ待て、怒るな怒るな。言いたいことはわかる。

 

きわめて正しくない表現をすれば、インターネットに外部要素を掲載したければ著作権者を見極めて侵害する必要があり、じっさい多くの人はそうしている。今日、著作権侵害は無くなったわけではなく、ラインを理解した人たちが、あるいは単に無自覚な人が問題視されない範囲で著作権を犯すようになっただけである。

 

例えばの話、プロ写真家の写真を転載すればエゴサから特定されて使用料を請求されてしまう。これは明確に自分が損をするタイプの著作権違反。一方、TVやネットのスクリーンショット掲載、雑誌の1コマ断片写真、短いフレーズの転載、アニメアイコンなど、いちいち権利問題視してこない相手の著作物は実質的にグレーとして看過されているのが現実だ。

 

この手の雑魚侵害は摘発しても旨味はなく、それに誰も損していない件を取り沙汰す理由もない。深夜の人通りの少ない歩行者信号を赤で渡っても、それで警察が捜査本部を設置して追ってきたりしないのと同じだ。違反は違反でも悪質性と被害者の有無で重大度は変わる。

 

だから今のネットでは、多くの人が問題視されないタイプの著作権違反をしているし、この私もその類だ。半分以上開き直って言えば、私は著作権法の細部まで遵守できていないし守る気も大してない。具体的には、ゲームや映画のスクリーンショットを転載しているのと、フリー素材同然のフレーズに関して引用先や翻訳元出典を正しく明記していなかったりする。

 

見る人が見れば怒る話だろう。真面目な委員長タイプの人は特に。

 

 

とは言え、紆余曲折して今は極力フリー素材を使っているし、著作権違反にしてもゲームのスクリーンショットやホモビデオの素材を切り貼りする程度のもので、自分で言うのも何だが問題視されるようなものはないと思っている。違反は違反だけどね。

 

私がこんな具合なのだから、まれにこのブログのスクショをネットで見かけたりしても突っかかったりはしていない。他人に少し無断転載された程度で目くじら立てるようなダブスタかますわけないだろ。ただし、丸パクりされた上で自作発言されたら流石にキレる。

 

 

いずれにせよ、以前より外部コンテンツを用い難くなったことは確かである。

 

 

エゴサ対策

とくに批評系の話題で個人名や団体名を名指した後、不運にもその対象が検索エンジンでエゴサをして当該記事へ流れつき、自らに好意的でない内容に無事激昂することがある。

 

これは私も今まで何度か経験していて、例えば有名上々ブラック企業を記事でボロクソに書いた後日、当該企業の火消し役と思われる代理弁護士からブログ運営を通じて訴訟チラチラの "お便り" を頂いたことがあるし、またTwitterのチンカスをブログでディスっていたらエゴサしてきて喧嘩になったこともある。向こうでめっちゃギャーギャー喚いてた。

 

また聞いた話では、あるブロガーが商品レビュー記事でダメ出ししたところ、自社の悪評を潰そうとする当該企業から業務妨害の名目で訴えられたケースある。あとはグーグルマップの店舗レビューにクレームを書いたら訴えられたとかも。ひどい話だ。

 

数ある企業の中には、自社の悪い評判だけをネットから消し去っている下劣なところも少なくはない。この手の輩は、自らが手掛ける商品、ないしサービスの欠陥や品質性を疑問視されるや否や全力で潰しにかかってくる。彼らは自社のイメージや評判を守りたいからだ。だから悪評へ蓋をしに来る。臭いものにはなんとやら。

 

世間的に評判が悪いにもかかわらず、検索エンジンに悪評が出てこない店や企業なんかの場合は、わりかしそういう火消しをやってるはず。

 

これの何がクソって、欠陥があると指摘されて企業努力するのではなく、指摘した人を封殺してシャットアウトすることにリソースを注いでいる点だ。『叩けばホコリが出るなら、叩いてくる相手を権力や金で撃退すればいい』というこの考えは、スラップ訴訟している腐敗クズ権力者とやっていることが同じである。まさに外道。自分についているホコリを取り除くのではなく、ホコリに気が付いて指摘した相手を潰す下郎。

 

もしそういう企業や団体を相手にネット上で批判してしまえば、弁護士絡みの面倒ごとに発展しかねない。

 

まぁ "あの一件" からそういうの増えたね。権力者や金持ちが自分に歯向かってくる相手を潰しやすくなった。そりゃ叩かれる立場の人間───政治家・情報商材屋・炎上系インフルエンサー・フェミニスト・オカルトやエセ科学で儲けてるカス───などが罰則化を支持するわけだ。

 

なにしろ批判行為をしづらい世の中に変えられれば、自分たちに歯向かってくる面倒な相手が減って都合が良い。何か言われたら『誹謗中傷だ!』とゴネて裁判チラチラすればいいんだから。そして大抵の人は、情報開示されたり裁判に引きずり出されたくないから黙る。批判と誹謗中傷の線引きが曖昧である以上、誹謗中傷を確実に避けようと思えば一切批判しない一択となる。要は誹謗中傷の罰則化や情報開示の簡易化で人々は萎縮した訳だ。

 

 

そういうこともあり、今の私は固有名詞を挙げての直接的なバッシングはしなくなったが、その一方で、対象を明示せず抽象的に批判することが増えた。例えば代名詞を使ったり、あとはチクチク言葉や皮肉を言ったり、一意でない表現を用いたりなど。こうやって読む側の解像度を下げておくことで、同旨の発言をしても問題にはならない。

 

"あいつ" とか "例の" とか "先週話題になった野球のアレ" とか、代名詞でブラーかけておけばいいのよ。

 

 

粘着対策

粘着してくる相手はたいてい頭がメルヘンキングダムということで、こちらに粘着しても無駄、あるいは粘着する価値が無いと理解させることが大切。あとはそもそも窓口を無くしてしまうか。

 

粘着やアンチ対策は具体的にこんなものがある。

 

  • コメント欄を設けない
  • ブログにSNSリンクをしない
  • ブログにSNSシェアボタンを設置しない
  • 話が通じなさそう、あるいは批判に強そうに振る舞う
  • 叩かれたら記事のネタにして消化し、叩けば相手が得をすることを見せつける。ただし虚勢を張ると効いているようにしか見えないため、あくまでも余裕をもって自然に
  • 自慢をしない。むしろヘイト管理で自虐したり実際より低く見せる
  • 必要以上にPVを増やさない (知名度が上がるとアンチ同士で繋がってコミュニティが生まれるから)
  • はてなの場合、はてな村を利用しない
  • 他のブロガーと関わらない
  • 権力者に倣い、情報開示や訴訟チラチラ。ただしマジでイカれてる相手や、こけおどしだと理解している相手には効かない

 

とりあえずまぁ、ひっそりやっていれば目くじらは立てられない。潜在的アンチには叩く価値もないと思ってもらうのが大切。何もないブログや異常者に執着するやつはいないから。

 

 

逃走準備

いわゆるリスクヘッジの類。

 

ブログはいつどのような理由で炎上、あるいはトラブルに巻き込まれるかわからない。私はそのような事態に備え、他の活動とブログを一切リンクしておらず、またサービスごとのハンドルネームというか名義も別にしている。同じパスワードを複数用いないセキュリティリテラシーの転用みたいなもの。

 

通常、ネット上のある活動が炎上した際、そこにリンクしている他のアカウントやプラットフォームが辿られて攻撃されてしまう。ならばリンクしなければいいだけの話で、もしこのブログが炎上してもここだけ放棄すれば事なきを得る。

 

一方、他のサービス───noteやYouTubeやSNS───をリンクしていたらどうなるだろう。炎上した熱波がリンクをたどって飛び火し、場合によってはそのすべてで対応を追われることになる。また、何かひとつ炎上すると野次馬は他のバッシング材料を掘り探し始めることから、リンクしている活動が多ければ多いほどリスクは増加する。

 

例えばどっかのブロガーが炎上した際、その人の過去記事のみならずSNSの過去発言まで掘り返されて2次3次と燃料が追加されることがある。そうした事態に対してのリスクヘッジは必要不可欠だ。

 

 

まぁ身も蓋も無い話、最初から面倒ごとを起こさなければいいのはそうなんだけれど、しかし私の書く記事は節々でヘイトを買う要素があるとわかっているし、それに何が炎上するかは意外とわからない。ネットってそういうもん。炎上する人は皆、自分が炎上するなど夢にも思っていない人ばかりだ。これはある意味で "突然の死" と似ている。誰も自分が明日死ぬとは考えない。炎上も然り。

 

They have no idea that anything's about to happen to them. Most of them are just ordinary people. 

───Finch

 

例えば私の過去の話で、ブログで "フィギュアぶっかけ民" を面白がってネタにしていたら、検索で通りかかったぶっかけ民がTwitterでギャーギャー騒いで炎上したことがある。あのときはすげーファンネル飛ばされた。しかも当時はTwitterとブログをリンクしてたせいで延焼した。すぐ鍵垢にしたけど。そしたら『開けろコラ』と言われた。

 

 

まったく、オープンネットワークに無修正の(ピー)や(ピー)を掲載してるヘンタイの分際で何様のつもりだ。開き直ってんじゃねーよ。本来ならダークウェブかポルノサイトが妥当な存在だし、何ならクソガキも見れるような場所に卑猥物陳列してる連中だぞ。お前らに正当性なんかこれっぽっちもねーっつーのに、数にモノ言わせてきやがって。思い出したらムカついてきた。

 

あの一件を経て、私はブログとSNSの連携をやめた。一か所の炎上が飛び火して面倒なことになる。

 

 

あとはリアルが特定されないよう、余計なことを書かないのも大事。たとえブログが炎上しようが、リアルさえ特定されなければアカウントを消せばそれで逃げ果せる。無論、その炎上要因が違法行為な場合は情報開示で辿られちゃうんだけど、単にモラル面の炎上ならその心配は無用。説教してくる輩の前から姿を消せばいいだけ。犯罪じゃないから警察も弁護士も関係ない。

 

だからもしこのブログが炎上しても、私はこのブログを削除すればそれで済む。リアルやSNSに炎上の手は及ばない。そしてブログはまた別の名義でやり直せばいい。ただそれだけだ。これが私の逃走準備というかリスクヘッジ。

 

私はブログにSNSを載せないし、サービスごとに名義が違うし、他のブログもリンクしないし、自身の年齢や性別はおろか身の上話もほとんどしないし、近場の写真は絶対に載せない。また好きなものもほとんど語らないし、好んでいるメーカーも教えない。すべてはリスクを嫌ってのことだ。備えあれば患いなし。

 

まぁこうやってベラベラ余計なことをひけらかしてるあたり、備えていると豪語するほどの備えはない。『逃げ道を用意している』などと自ら公言する私は愚かだ。これでは有事の際に先回りされてしまいかねない。もっとも、有事など起きないと高を括っているからこそ申すわけだが。

 

 

ところで勘違いされては困るが、別に私はゼロリスク信奉者じゃない。そもそも私がゼロリスク信奉だったら、誰が見てるかも定かでないネットに罵詈雑言のデジタルタトゥーなんか残すわけがない。単に私は諸々の経験から逃げ道を確保するようになっただけだ。

 

これはブログに限った話ではなく、トカゲの尻尾たり得るマージンは残しておけ。有事の際にその部分だけ破棄すれば事なきを得る。